先日、登壇させて頂いたEvernoteDays2014TOKYOの女史会レポートがアップされました。
MITラボの石井裕さんと脳科学者の茂木健一郎さんの講演レポートも最高に熱いのでぜひ、ご覧になってみてください。
「声優は飲み会が多いので、Evernoteを活用しています」とお話しさせていただいたのですが、具体的にどんなものか補足したいと思います。
声優業界は割と縦社会
声優業界も一応、飲みニケーションが盛んな芸能界です。対して、私はバリバリのデジタルネイティブ世代。
基本、年齢が余り関係のない横社会の中で生きて来たので、はじめはうっかりスペイン人が日本に来たみたいな気分でした。
おもてなしサービスに対する憧れ
以前からレストラン・カリータさんのヒアリングや再春館製作所さんの顧客カルテ、旅館の女将ノートみたいな、相手との関係を丁寧にログに残して、サービスへ生かす事に凄く憧れていて!折角なので、飲み会を通してEvernoteで疑似的に挑戦しました。
【参考】
→”感動のサービス”が客を呼ぶ!~リピーターを作る 新たな接客術とは~
→「お客様になりきる」努力と情報共有で顧客満足を追求
まずは、この国(声優界隈)の文化を学ぼう!という事で(1)→(2)の繰り返しを兎に角がんばりました。
(1)飲み会に参加して、内容をログに残す
(2)ログをもとに飲み会が楽しくなる工夫をする
(1)飲み会に参加して、内容をログに残す
まずは誘われる飲み会には全部、参加して、「メンバー」と「店」のログをEvernoteに溜めていきました。
すると段々、この人は何の食べ物・飲み物が好きで、どんなバックグランドがあって、どこにお店にどんな物を求めているのかが見えてくるんです。
新人声優はお金が無いから●●●●円代でたくさん飲めるお店とか、この辺には関係者がたくさんいるから個室が良い~とか店選びの傾向も少しずつ分かって来ました。
(2)ログをもとに飲み会が楽しくなる工夫をする
(1)で残したログを元に、新宿でこういうメンバーで飲む時のお店!などを、すぐ取り出せるように整理してEvernoteにまとめました。
メニューも、好き嫌いやアレルギーを意識して注文出来るようになったりも。
データがあると新しく欲しい情報も部分も見えてきて、「○○さんがイタリアン好きだから、●●スタジオの近くで美味しいお店探しておこう」みたいに、能動的な動きに発展したのが私的に面白かったです。事務所を離れてからは、ここまで細かくはやっていないのですが、とても良い発見になりました。