声優がbacklogを使ってみた

この記事はBacklog Advent Calendar 2017の12/24担当分です。

ゲーム・広告界隈で声優・ディレクターをしているほた かけるです。
声優として活動する傍ら、ボイスの制作、アニメ・ゲームの宣伝を担当しております。

宣伝がてら今年の参加タイトルをば…どれも作り手さんの愛に溢れた作品ばかりです。

●出演→ゲーム「デステニーチャイルド」、「toio collection
●ボイス制作→ゲーム「コズミックブレイク」、「鬼斬」、「Q&Qアンサーズ
●宣伝→ゲーム「グリザイア:ファントムトリガー」、ほか18年放送アニメ

フリー3年目にして、いよいよ一人で回りきらなくなって来たので、2017年7月から助っ人(こちらも声優)さん達に遠隔でジョインして貰い、タスク管理にBacklogを利用し始めました。

▽各PMソフトを使っての感想

Backlogのメリット・活用方法は、既に色々な方が書かれているので、非エンジニア(声優女子)へのBacklog導入の際に当たる壁と、それをどう乗り越えようとしているかについて書きたいと思います。

Backlog導入

今まではTrelloでカンバン方式稼働だったので、助っ人さんにも、そのやり方でいこうと思ったのですが、タスクが広範囲過ぎてカテゴリ単位やプロジェクトで管理しないと無理そうでした。そこで、ちょうど元LIGの制作部長に召喚された案件でbacklogをつかってみて、欲しい機能が一通り揃っているのと、見た目が明るい色で非エンジニアさんにも取っつき易そうだったので、導入を決定。

声優陣でつかってみた

Backlogと合わせて、ファイル共有はDropbox、Googleドキュメント、連絡は共有用のメーリングリスト、LINE、一部クライアントさんとSlackを利用しています。

基本的には、難しい事はせず下記のようにシンプルに管理中です
【プロジェクト名】個別の名前_やる事【プロジェクトの通し番号】

フリー版のためタスク同士を関連づける「親子タスク」が設定できないので、タスク自体にチェックリストを設けたり、進捗を追いたいタスクに対して【見守り】〜というタスクを自分に作って、コメント欄に助っ人さんのタスクURLをメモしております。

導入後に起こったこと

・助っ人の声優さん達がBacklog更新を億劫に感じている

チャットとかで都度、小まめに頼んだタスクはきちっとやれるけど、backlogのタスク更新だけは、なんとなく後回しになってしまう。結果、なんとなくタスク管理がふわっとしてしまい、お互いが忙しいの時にタスク管理が仕切れなくなってしまう

という状況に陥りました。

私はこの状況にすごく覚えがあって、昔、サービス運営の仕事をしていた時、プロデューサー・一部のディレクターはプロジェクト管理ソフト嫌いで、メール・口頭・チャットによるタスク依頼がメインになり、アシスタントデザイナーの工数が破綻したり、余裕のある時なら有りえないタスクの抜け漏れが発生したり、作業の優先度がカオスになったり・・・(地獄絵図

会社員であるディレクターや人的コストに敏感なプロデューサーですら、そんな感じだったのに、「必ずやって」「なんで出来ないの」と言って解決する問題でもない気がするんですよね。

で、本人たちにもヒアリングしてみるとなんとなく下記が見えてきました。

声優は外出が多いため、PC前にいない事が多い

わかる!!!!収録が集中したり、職業柄、飲み会・イベントへのお誘いが多いので、外出の比重がとても高いです。忘年会シーズンとか数カ所はしごは当たり前。これはディレクター・プロデューサーも同じで、PC前にいないと入力・更新のコストが飛躍的に上がるんですよね。

Backllogはスマフォ版も提供されていて、もともとPC版の進捗管理ソフトを使い慣れた人間なら「スマフォからも使えるなんて超便利!ありがたい!!!!圧倒的感謝!!!!」となるのですが、これから使いはじめる人には「使いづらい」が真っ先に来てしまうようです。

・タスクを入力する
・タスクを更新する
・タスクの一覧を見る

この辺がスムーズ出来たら、よりBacklogの活用度もアップすると思います。

タスクの入力・更新なんですが、スマフォ版はその機能に行き着くまでに最低5タップ程度必要です。わかる。私もタップ数多いとすぐ離脱する。声優女子も若い方が多いので、使い易い今のアプリに慣れている子達だと、起動含め5タップはハードルが高いかなと思います。

加えて、スマフォ版は最初に書いたチェックリスト機能が使えないので、PC前にいる時に更新しよう〜となり、結果、更新事項が溜まってしまい進捗管理が溢れてしまう事に。。

また、スマフォから自分の課題を見た際に、こんな感じなので



「メールの下書きにタスクをメモした方が、一覧が見やすいので、ついついそっちを使っちゃいます・・・;」と言われるとぐぅのねもでない。

今後の取り組み

個人的に、一人で意識する、心がける無力さを知っているので、少しずつ工夫ができればと考えています。

「なんとなく面倒くさい」という点が大きいと思うので、週一で15分程度、オンラインMTGを行って一緒にタスクの見直しを行うのと、週報をメールで書いて貰って、その週のタスクを自主的に洗い出して貰う試みをはじめました。

なるべく最初は一緒に考えたり行動する事で、習慣づけや良い達成感を少しずつ得られたならと思います。

声優に、こんなスキルは必要ない!と、おっしゃる方もいらっしゃるかもしれないのですが、声優というお仕事は毎日収録がある時もあれば、一気に仕事が減る事もある浮き沈みが激しい世界です。

そんな状況で声優として自分の人生を続けていくためには、物事を大きな塊として捉えて、細かいタスクに落とし込んでいくスキルは、絶対あった方が良いと考えています。これは、芸の稽古にも通じる所があります。backlogは無料版もあるので、自分のまわりの声優さんは何かの機会にぜひ。

もう少しこういったツールを使ってない人にもおすすめし易い簡単&かわいい例が増えたら良いなぁ。チームへの導入に苦労した方、もし良い工夫の仕方があればぜひ、教えていただきたいです。


記事の声優感があまりに薄かったので、声優らしいタスクのチェックリストもぺたっとしておきます。

中の人はこんな声(mp3)
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